「日本で,これから,慢性疼痛のマネジメントに心理士がどのような
貢献ができるか」を探ることが,このブログの目的の一つです。
患者さんの心理社会的背景に目配りすることが,心理士が持つ
大切な職能です。
特に,慢性疼痛への対応に特有の知識と技能を,心理士が身につける
必要があると考えています。
今日ご紹介するブログは,そのために大変勉強になります。
文献斜め読み
精神医学と心身医学の領域で,慢性疼痛のマネジメントに関する
日本語の論文のエッセンスを,抜粋して紹介しておられます。
当ブログで紹介しているマインドフルネス瞑想法というのは,
一定のプロトコルを複数の患者さんに適用するという性質の
セラピーです。特に,集団療法の時にはそうです。
このような,セラピーの規格化,効率化は重要な方向性です。
ただ,一方で,それぞれの患者さんの人となりやもつれた背景を
丁寧に解きほぐす視点なくしては,様々な恨み,憤り,わだかまりを
抱えた患者さんのお役には立てないだろうとも思います。
つまり,セラピーの個別化(カスタマイズ)という方向性です。
「文献斜め読み」で紹介されているのは,まさに,
この,慢性疼痛のセラピーを患者さんひとりひとりに個別化する
ために,どこを考慮に入れていったらよいか,なのです。
個人的には,Narrative-Based Medicineについて今まで勉強する
ことがほとんど無かったのですが,得るところが大きかったです。
当ブログのリンクに入れさせていただきました。
2 件のコメント:
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面白そう!と見ようとしたのですが、リンクがうまく開かずでした(;O;)
論文の方も応援してますね~♪
お互いがんばりましょー。
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> 面白そう!と見ようとしたのですが、リンクがうまく開かずでした(;O;)
>
> 論文の方も応援してますね~♪
> お互いがんばりましょー。
りさママ様
応援ありがとうございます!!
ほんと,お互いがんばりましょう!!
リンク,どこか不具合があったみたいですね。
「文献斜め読み」は
http://d.hatena.ne.jp/ucymtr/
です。読み応えがあって,とっても勉強になります。
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