2010年6月23日水曜日

「強迫性障害の治療ガイド」は実に役立ちます(後編)

強迫性障害の治療ガイド 飯倉 康郎 二瓶社
http://www.amazon.co.jp/%E5%BC%B7%E8%BF%AB%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E9%A3%AF%E5%80%89-%E5%BA%B7%E9%83%8E/dp/4931199674

セラピーを行うことでどのような変化が起きてくるのか。
強迫症状が改善すると
・生活しやすくなる。
・気持ちが明るくなる。
・余裕が出る
など,症状以外のことにもいい変化が起きますよ,と伝えている。
そして,ここのところこそが,クライエントさんをやる気にさせる
ことだと思います。ここの話になったときに,目を輝かせる人,
「ああー,そうなれたらいいです!!」と首肯される人。
だから,ここまで含めて説明することをいつも心がけていたい。
治療中に陥りやすい考え 
苦しいことをわざわざやってもらうセラピーですから,
やらないでおきたいために,いろいろなことを言われます。
「これだけはしたくありません」
「今日は~だからできません」
あと,この本には書いてないですが,
「自分の生活に○○は必要じゃないですから」
「不便でも,○○すれば生きていけないわけじゃないですから」
っていうのもある。
恐いこと,苦手なことを避けたくなるのはある意味当然です。
��だって,不安や恐怖の機能は「回避」に他ならないから)
だけど,実際に避けてもいいですよ,って認めることはしない。
曝露-反応妨害法に取り組む方向に戻していくスキルが大事だ
という気がします。
私がお世話になっている先生方は,皆さんここがしっかりしている。
今日も,もっと腕を上げたいと願う,CBTアブスト屋なのでした。
��きょうのわんこ風)

0 件のコメント:

コメントを投稿