2015年12月20日日曜日

メタ認知療法の私的まとめ ⑩メタ認知療法の目的

メタ認知療法の基礎=S-REFモデル

メタ認知モデルが明らかにしたこと:一定のパターンで考えることthinking=CASの結果,心理的障害が発生
CAS=メタ認知が,評価と対処に行うコントロールから生じる。
メタ認知=内的な思考および感情feelingsに関する情報,対処と考えることthinkingの性質をコントロールする方略
メタ認知的知識ベース=高度に手続き化された,認知をコントロールするプランやプログラム



メタ認知モデルの示唆
セラピーは,認知システムの,(内容と異なる)多様なレベルおよび側面に焦点化すべき
 →新たなセラピーの方針=CASの除去
・誤ったメタ認知的信念を修正すること
・命題的な知識,信念だけでなく,患者の手続き的知識(暗黙のメタ認知的プラン)を改善すること
 →内的事象に対し,柔軟で脱中心化された反応をするスキルを発達させる訓練
 →思考から一歩引き,思考をdetatchedに経験する実践から

上記の分析から導かれる,セラピーの目的の変化
(1)思考のスタイル(CAS)を変容すること
(2)宣言的なメタ認知的知識を変容すること
(3)処理と主観的経験をガイドする,新たな手続き知識を獲得すること

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