臨床のテーマの一つは,制御困難な認知への対処を援助することです。
もうちょっとかみ砕いて説明しますと,
まず,「制御困難な認知」というのは,いろいろな悩みが次から次へと,頭の中に浮かんできてしまうことです。
これが著しいと,人はそれにふり回されてしまいます。そして,ふり回されてあれこれあがいてみるけれども,かえってくたびれてしまったりすることも少なくありません。
ここで,いろいろな悩み自体がすぐになくならなくても,それにふり回されることが少なくなれば,落ち着いて考えることができて,すこしはましな解決策を見つけ出すことができるのではないでしょうか。
そこで,「いろいろな悩みに振り回されてしまう」という状態から,「悩みはいろいろあるけれど,それにふり回されにくくなる」という状態になるための援助技法を開発して,役立てていけたらと願っています。
※ネット上でのカウンセリング・相談活動は行っていませんので,あしからずご了承ください。
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