①侵入思考と,それに対する対処方略(思考コントロール方略)を切り口とした,不安・抑うつの研究。
- 抑うつにおける制御困難な認知(自動思考や反すう)が,抑うつ症状とどのような関連を持っているのかを明らかにすること。
- 思考コントロール方略にはどんなものが何種類あるのかを調べること,思考コントロール方略のアセスメント法を開発すること,それぞれの対処方略が侵入思考や臨床症状に対してどのような影響を及ぼしているのかを明らかにすること。
- 思考コントロール方略の観点から,様々な不安障害(全般性不安障害,強迫性障害,PTSD),気分障害の類似点,相違点を明らかにすること。
- 慢性疼痛に対してマインドフルネス瞑想法がどのような効果を持っているのかを明らかにすること。
- 慢性疼痛における破局的認知,痛みに対するコントロール信念が,疼痛や生活障害に及ぼす影響を明らかにすること。