今年度から,所属校で担当している「臨床心理学(概論)」と「心理学」の講義で,コマシラバスを使用する試みを始めました。その記録を,折々に書き綴っていきます(きっかけは,昨年度,非常勤で九州産業大学大学院で「認知行動療法特論」の集中講義を行った折に,コマシラバスを作成してみたことです)。
2つの科目のコマシラバスを作ることを思い立ち,2022年12月7日からログを取り始めました(実際にはそれより前から書き始めていましたが。なお,ログの作成には,専修大学の国里先生が作られたシステムを活用させていただきました)。進捗状況はこの記事末尾のグラフをご覧ください。
2022年2月28日を締め切りとし,それぞれ20000字を目標にして,15回分の書くべきことの見出しを立てて,書けるところから書いていきました。手持ちの本の他に,古典的な論文を検索して読んだり,職場の図書館,市立図書館で参考文献を漁ったり,私費で買ったりもしました。2月中旬に目標の20000字に達しましたが,内容の面で足りないことがあったため,そのまま書き続け,2月28日になんとか書き終えました。
書いてみてわかったこと
当然ですが,自分の知識に凹があります(凸がある回は,書くのを抑えることで苦労します)。また,二次文献だけを読んでいたのでは分からなかったことも分かりました。例えば,吊り橋実験では従属変数としてTATも取られていたこと,Banduraのボボドール実験は3種類あることなどです。
当たり前ですが,調べて,90分の中で何を伝えるかを決めて,また調べて書くというのは楽しいです。それから,毎日,執筆の進捗が自動でリマインドされることが助けになりました。
今後書く(かもしれない)こと
コマシラバスを使って講義を行ってみて,昨年度までと何が変わったか。講義では話しきれなかったスピンオフ的な内容。
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