いつ,どこで目にしたのかは定かではないのですが,「ネットワークアプローチ」なるものがキてるらしい。何かの論文のFigureを見たところ,たくさん質問項目の間にあっちこっちパスが引かれていて,中心的な項目が割り出されている様子でした。因子分析をやってきた身としては,「潜在変数がなくて,観測変数だけで観測変数どうしの関係を分析するの?」と,ちょっと新鮮でした。
それで「心理ネットワークアプローチ」で検索して,樫原さんたちのレビューを読んでみました。従来の潜在変数モデル(因子分析モデル)は「因子」というかたちで,さまざまな症状を大づかみみまとめる視点や見取り図を与えてはくれる。しかし,「従来の研究では個別症状同士の相互作用関係がブラックボックスとなっており」←言ってくれるじゃないですか。自分も細かい話が好きなので,これやってみたい。
しかしここで問題が。(a)ネットワークアプローチの原理を理解することと,(b)ネットワークアプローチの解析ができること,の2つが必要だよなあ。それって一人でやるより誰かに教えてもらったほうがよさそうだけど,どうしたらいいんやろ(泣)
折よく,Psych Networks JapanというSlackのワークスペースがあることを国里さんが教えてくださったので,参加しました。
まずは日心大会のチュートリアルに参加してみようっと。
樫原 潤・伊藤 正哉 (2022). 心理ネットワークアプローチがもたらす 「臨床革命」—認知行動療法の文脈に基づく展望—. 認知行動療法研究, 48, 35–45.
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