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2021年11月21日日曜日

(学生さん向け)いかにして本代を節約しながらいろいろな本を読むか

  大学院生に講義をしていて,お勧めの本を思いつくのですが,(自分もそうだったけど)院生はそんなにお金がない。そうした状況のなかで,出版されて期間がたった本について,いかにして本代を安く浮かせるか,私なりのやり方を書いてみます。

 学生さんがお金を節約しつつ,いろいろな本を読んで勉学に励むための方法です。

2018年3月29日木曜日

2017年2月8日水曜日

Twitterを新聞がわりに使う方法

 一般常識を身につけるためには,新聞を読むことがよい方法のひとつです。
しかし、今の一人暮らしの大学生は,なかなか新聞を取らないだろうとも思います。

2011年2月11日金曜日

遅ればせながら,お見舞い申し上げます。

1月19日に新燃岳が噴火して,もう3週間が過ぎました。

私の知り合いにも宮崎,鹿児島のご出身の方がいらっしゃるので,
いっそう心配になります。

昨年の5月に霧島を訪れました。
雄大な光景に開放感を味わったことを思い出します。
その土地に灰が降っているのだと思うと,何ともいえない気持ちになります。

地域の方は,いつ終わるのか見通しを持てない中で,降灰や硫黄の臭いに
悩まされていらっしゃることと思います。
一日も早く噴火が収まることを祈らずにはいられません。

2010年9月28日火曜日

日本心理学会第74回大会後記

日本心理学会第74回大会,参加してきました。

発表が初日の午前中だったので,前泊しました。
夕食は,高校時代の友人と,ジャンジャン横町で串揚げなど頬張りました。
初日
例年注目しているある方の発表を聞きにいって参りました。
ポスター脇でちょっと情報交換。やはり似たようなところで似たような課題を
感じているよう。
あの先生が私のポスターに来てくださいました!!
思考コントロール方略を研究する意義について,私なりの考えを説明しました。
「侵入思考とどう付き合ったらよいか」というのは,認知行動療法の介入技法の
面では提言されている(カラム法はその代表例)。
しかし,基礎理論の面で,「侵入思考とどう付き合っているか」の概念化も,
測定手法もない。つまり,理論と技法とが不一致。
そこで,思考コントロール方略について研究することは,この不一致を解消する
上で意義がある,というようなことを申し上げました。
先生は「ああ,そうだよね」と言ってくださって。
この説明の仕方はちょっといいかもしれない,と思えました。
��当日発表しました内容については,昨年度の紀要にまとめております。
興味がおありの方は,メールフォームからご連絡ください)
お隣のポスターが,その先生の学生さんだったので,そして,抑うつと自己意識
がらみの発表だったので,お話を伺いました。
少しは気の利いたコメントができたでしょうか。
それから,思ってもみなかった職域の方が私のポスターにお越しになりました。
「自分たちの職能を,職人芸で終わらせず,後代にかたちとして残すために
どうしたらいか,参考にしようと思って」と。
私の発表がお役に立つのであれば,是非ともご活用いただきたい。
発表が終わって少し気が抜けて,昼から先輩と麦のジュースで喉を潤しました。
一仕事終わると,やっぱりおいしいですねえ。
二日目
統合失調(症)のシンポを聞きに行きました。
基礎研究,アセスメント,介入などいろいろな立場の方からのご発表でした。
ひとつのテーマに対して複数のアプローチがあるからいいんだよねえ。
阪大の精神科の先生が漏らされた,心理士への不満が痛かったです。
「患者の服薬アドヒアランスを高める介入」を心理士にやってほしい,
ということなんですね。
服薬も行動なので,その生起頻度に関わる要因を特定したり,介入したりする
ことに,行動科学の知識や手法を使えるはずです。
「臨床実践と心理学研究の対話」
松見淳子先生のお話は逐一頷けるものばかりでした。
介入の効果研究が進展する今日,心理士に必要なのは
・実験心理学の理解,アセスメントツールや統計の知識,
・介入技法の体得,英語の研究論文の読解能力,
などだと思います。
臨床現場から研究へ来られた先生のお話。自分にも似ているところがありました。
臨床の人と話すときと,研究をして論文を書くときとでは,「コトバ」の使い方
が全然違うのですよ。そこに正面から取り組んでおられて,好感が持てました。
きっと大変だと思うのですが,実のある大変さなので,ぜひ頑張ってほしい。
懇親会への移動のバスの中では,駆け出しの時からお世話になっている先生に,
私の論文についてコメントをいただけました。
お褒めのコトバとしては,
・「問題と目的」で述べているモデルは,臨床の実感と一致している。
・ポジティブな自動思考はネガティブな自動思考を抑制しないというのも,
実情に合致している。
厳しいコトバとしては,
・同一時点で収集したデータなのにパス図を描いたら因果関係に言及できるって,
どうして?
懇親会 
一度お話をうかがいたかった先生方にご挨拶。
他の方とお話していらっしゃる切れ間を狙うということで,合コンみたいだった。
興味のある先生に対しては,どういう道を辿って今日に至っておられるのかを
聞きたくなってしまう。
ある先生は,研究でお名前を拝見していたのだけれど,
大変そうな患者さんを診ておられて,ケースの話でちょっと盛り上がりました。
もっとケースの話などしたかった。またの機会を狙います。
もうお一人の先生は,医学部の中で心理学者としての地歩を築いていらっしゃる。
研究しないと賢くなれないし,研究やるには物事を手際よくこなさないと いけないし。
しかも,周囲に心理(学者)がいない状況で研究するって大変だと 思う。
��心理学者としてのアイデンティティが確認できるから,日心の大会に参加
するっておっしゃってた)
水曜日は仕事の都合で参加がかないませんでした。
認知療法学会まで行くと1週間も家を空けることになるので,憚られました。
両方参加された方もちらほらいらっしゃったようで,私も行きたかった。
来年の大会は日大,再来年は専修大だそうです。
日心の雰囲気は好きなので,毎年発表をしながら参加を続けています。
学会を運営してこられた諸先輩方,今回の大会運営をされた阪大の皆様に感謝。
学会の大会に参加すると,短期間で知識の整理ができるし,ふだんなら知り合え
ない方とも知り合えるので,密度の高い時間を過ごすことができます。
今年は,行動療法学会@名古屋に参加します。ひつまぶし食べたいー。
「臨床的なテーマに,行動科学的な手法で迫る」という考え方に同意して
いただ ける方は,拍手をお願いします。

2010年6月25日金曜日

今日のうれしかったこと

4年ぐらい前,ある席で一度だけご一緒したことのある方と,
ひょんなことから再び連絡が取れました。

私の方は「なんか見たことある名前だなー」と思いながら
連絡差し上げたのですが,あちらの方も私のことを覚えていて
くださって,本当にうれしかった。

そして,変わらずいいお仕事をされていることが分かって
ますますうれしかった。

この方がいらっしゃったおかげで,とても大切な知識や情報が
まとめられ,関心を持つ人たちのところに届くのだと思う。
その最新の成果を,早く手に取りたいものだ。


それから,ある先生から,興味深い実験データを送っていただいた。
じっくり読み解いてみたい。

2010年6月11日金曜日

思考抑制の基本的な枠組みをまとめておくと

こんな感じでどうでしょう。

思考抑制は,性質,および必要な注意資源の量が異なる2つのプロセスの
協同によって行われていると考えられる。
望まない思考の侵入を監視するモニタリングは,無意識裡に行われ,
注意資源を多くは使わない。
これに対して,distractionは制御的で,注意資源を多く使う。
そして,注意資源に負荷がかかる状況では,distractionが干渉されて
破綻する一方で,モニタリングが望まない思考を発見する。
そのために,望まない思考の侵入が著しくなると考えられる。
��まとめ終わり)

2010年6月8日火曜日

思考抑制の研究者WegnerのHP

思考抑制の質問紙であるWhite Bear Suppression Inventoryの開発者,
WegnerのHPです。

http://www.wjh.harvard.edu/~wegner/Home.htmlがメインのページ。
思考抑制については,
http://www.wjh.harvard.edu/~wegner/ts.htm
一連の著作がリストにされていて,論文がPDFでダウンロードできます。
助かりますね。
「侵入思考とそのコントロール」っていう研究をしようとすると,
思考抑制は重要なテーマの一つになってきます。大きなストリームだし。
そういったものの出発点となった論文に当たっておくことは研究者として重要だと思う。
後に洗練されていくアイディアが荒削りなまま書かれていたり,
意外な発見があったりするから。
「作家は処女作に向かって成熟する」って誰かが言ってたっけ。
「Back」のアイコンがシロクマなところも気が利いてる。

2010年6月2日水曜日

淡く,息の長い付き合い

先日,あるシンポジウムを聞きに出かけてきました。

3人のシンポジストの先生方のお話,どれも大変興味深くて,
「ああ,やはり研究はいいものだな」と。

シンポジウムのあとで,あるシンポジストの先生とお話をする
ことができました。
いつの間にか,臨床のスタンスのお話になっていって。
私が日ごろお会いしているクライエントさんたちの場合だと,
面接の中で丁寧に行動分析をして,これからどのようにしていくか,
私の考えをお伝えします。
特に,強迫性障害の曝露-反応妨害法ではそう。そういう面接を
定期的に繰り返していきます。
これに対して,先生が会われているクライエントさんだと,
コンタクトは年に1回ぐらいだそう。
それでもクライエントさんたちは,前回のコンタクトのことを
覚えておられる。
先生曰く,「こっちが何かしようと思って踏み込むと悪くなるからね」,
「いい状態が5年ぐらい続いて,それが定着したと言えるかなー」。
まさにリハビリという言葉がフィットする。
「介入」というのは,彼らにとっては乱暴なことなんだろう。
「関わり」という言葉でさえ,彼らにとっては踏み込みすぎなのかもしれない。
私たちが,水や空気のようなたたずまいで,淡くて息の長い付き合いを持つこと。
はっとさせられたひと時でした。
先生にはまたお会いしたいなあ。

2010年5月15日土曜日

セルフエディティングに行き詰まったら

論文を書き上げていくというのは,セルフエディティングの過程に他なりません。

つまり,ひととおり書いた原稿に朱筆を入れて,誤字脱字を修正したり,こなれた表現を模索したり。
これを何度も繰り返して,原稿を磨き上げていく過程です。
私はこれを,「ひとり赤ペン先生」と呼んでいます…。

だけど,行き詰まってしまうこと,ありますよね…。

あるはずの誤字脱字を見つけ出せないとか,適切な表現になっているとは思えないけれど,
どこをどう修正したらいいのか分からないとか。

そんなときに,

・フォントを変えてプリントアウトした原稿を推敲する。
たとえば,MS明朝をMSゴシックに変えてプリントアウトした原稿を見直す。

・場所を変えて推敲する。
たとえば,いつもの自分の机を離れて,図書館で原稿を見直す。

ということをやってみると,不思議と行き詰まりを打開できることが多いです。

つまり,見逃していた誤字脱字や表記ミスが見つかったり,こなれた表現が思い浮かんだり。

もちろん,この2つを一度にやるというのもありです。

論文に限らず,長文を推敲していくときにお勧めです。お試しあれ!!